廃棄物受け入れ 目標の半分 「クリーンセンター滋賀」
2009/12/15
ニュース
昨年10月末に開業した滋賀県の管理型最終処分場「クリーンセンター滋賀」(甲賀市)の本年度の廃棄物受け入れ量が、11月末までに計約1万1400トンと、県の本年度目標の半分にとどまっていることが、14日の県議会環境・農水常任委員会で報告された。
本年度の受け入れ目標量は年間2万3000トンだったが、11月までの月平均は約1400トンと低調で、残り4カ月を月平均で単純計算しても本年度合計は1万7000トンにとどまる見通し。
受け入れ開始の昨年11月から昨年度末までの5カ月間は、臨時的な大量搬入もあって約2万5100トン、月平均で約5000トンだった。今年10月までの開業1年の受け入れ量は約3万4800トンだった。
同委員会で県は「残り4カ月で目標達成は厳しい状況。景気が厳しいこともあり、なかなか増加とならない」と説明したうえで、9月に導入した継続受け入れでの割引制度などの営業努力で、受け入れ量の増加につなげたいとした。
同センターは当初想定の受け入れ見込み量を確保できず、開業前に受け入れ見込みを当初の3分の1以下の年平均2万トンに大幅下方修正。そのうえで、県が本年度も出捐金など12億円を支出している。
出典:京都新聞