資源ゴミ輸出 行方を監視
2009/12/11
ニュース
北九州市や東京都の企業5社でつくる社団法人「資源循環ネットワーク」(若松区)は、リサイクルするために海外へ輸出される資源ゴミをバーコードで追跡する履歴管理事業を18日から始める。
事業では、国内の排出事業者が同市内の工場を介して、中国・広州市のリサイクル業者へ資源ゴミを輸出する際、重量や材質などの情報を入れたバーコードを取り付ける。リサイクルするまで外さずに各過程で処理状況を把握し、同ネットがインターネットで公開する。資源ゴミが適正にリサイクルされることで、排出事業者の社会的信用度が高まるとしている。
当面は、家電製品などの複合プラスチックのみを取り扱う。現在、北九州市内の2社が事業の利用を決めている。排出事業者は1トン当たり1500円の利用料を払う。
同ネットの宮崎哲・代表理事は「利用する国内外の事業者を増やし、安全安心な資源循環のビジネスモデルとして定着させたい」と話している。
出典:読売新聞