豊島の産廃問題:県が土壌処理法、来年1月に提案 /香川
2009/12/08
ニュース
豊島(土庄町)の産業廃棄物処理問題で、県は1日、産廃下の汚染土壌の新たな処理方法「水洗浄処理」の導入について、来年1月開催の豊島廃棄物処理協議会で、住民側に提案する方針を示した。
また、来年度末までに、環境大臣の同意も得たいとした。県議会の環境建設委員会の中で明らかにした。
同処理については、先月22日の豊島処分地排水・地下水等対策検討会で、2事業者による事前適用性試験で、技術的に処理は可能との結果が報告されていた。水洗浄処理をする土壌は、約8万7000トンあると推定されている。
ただ、土壌の上には産業廃棄物が載っているため、処理に取りかかれるのは、11年度後半ごろからになるとみられる。
また、水洗浄処理を導入した上で、現在の処理量と同じ日量224トンの溶融処理などを年間310日操業できれば、当初の計画通り12年度末までにすべての処理を完了できるとの見通しを示した
出典:毎日新聞社