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名古屋市、プラごみの資源化断念 11年度から「可燃」

2009/12/02

ニュース

 名古屋市は1日、ポリバケツやおもちゃなど容器包装以外のプラスチック製ごみの資源化を断念し、2011年度以降に分別区分を不燃ごみから可燃ごみに変更する方針を明らかにした。

 市は昨年11月、プラごみを容器包装とともにリサイクルしようと、国へ構造改革特区を申請。容器包装の収集ルートに乗せてコストを抑え、資源化を進めるのが狙いだった。

 しかし、国は容器包装とそれ以外のプラごみが混ざると品質や費用負担で問題が残るとして、申請を認めなかった。市はその後、容器包装リサイクルの実施機関と交渉を続けてきたが、「収集範囲の拡大は困難」との回答が11月30日に寄せられた。

 市としては従来通り不燃ごみとする選択肢もあったが、焼却工場の処理技術が向上し、プラ類を燃やしてもダイオキシンを排出しなくなったのに加え、ごみを細かく砕く工程を省けることから、燃やして熱を回収する。

 金属が少ないボールペンやビデオテープなども同時に不燃から可燃に切り替える。ペットボトルや食品トレーなどの容器包装は従来通りリサイクルする。

出典:東京新聞

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