摂津市商品券 エコ応援
2009/12/02
環境省
摂津市は、3日から発行するプレミアム付き商品券の表紙を応募券として、電気使用量や二酸化炭素(CO2)排出量がわかる「家庭用電力量表示器」を、抽選で市民100人に無償提供し、環境対策を啓発する。
表紙は回収してリサイクルし、取扱店の案内板も再生可能な段ボール製にする徹底ぶりで、市は「買い物を楽しみながら、環境保全に貢献を」と呼びかけている。
市によると、商品券の発行を通じ、消費の刺激だけでなく、CO2削減の意識も高めようと発案。提供する電力量表示器は、家庭のコンセントにプラグを差し込み、家電製品のコードを接続すれば、使用電力量、1時間当たりの電気料金、消費電力量に相当するCO2排出量の各数値が表示される。
希望者は、商品券の束の表紙の裏面に住所と名前を記入し、市内11か所に設置する応募箱に投函(とうかん)。綴(と)じ代(しろ)付きで入れてもらい、すべてリサイクルする。
商品券の取扱店に掲示する案内板も、リサイクルできるよう段ボールに印字。用紙の原料の一部にサトウキビの搾りかす「バガス」を使うなど、廃棄物の減量・再資源化に取り組む。
商品券は1セット5000円(1枚500円分、12枚つづり)。市内のJAや郵便局で1万セット販売。
出典:読売新聞