リサイクルセンターを整備/藤沢市
2009/11/27
環境省
不燃ごみの処理や、ペットボトルの中間処理を行う桐原環境事業所と資源化施設が「藤沢市リサイクルセンター(仮称)」へ整備される。藤沢市が9月に整備、運営事業の実施方針を明らかにし、11月末には特定事業の選定が公表される。
これは藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町の2市1町で2008年にまとまった「湘南東ブロックごみ処理広域化実施計画」に基づくもの。桐原にある既存の施設は1979年に建てられたもので、老朽化が問題となっていた。
市廃棄物資源対策課によると、桐原環境事業所の地内に(1)破砕処理(2)資源化(3)環境啓発、の3施設を建設。敷地面積は約2万2千平方メートル。
事業は公設民営方式を予定。破砕処理施設は、北部環境事業所新一号炉(藤沢市石川)で実績のあるDBO方式を採用する。資源化施設と環境啓発施設はDBM方式で行う(表参照)。
■竣工は13年を予定
事業費は、既存施設の解体費を含めて概算で88億円。環境省の「循環型社会形成推進交付金」から3分の1、残りは地方債と市の特定財源の環境基金でまかなう。
1日の処理能力は既存施設の143トンに対して、132トンとなる。有料収集指定袋制の導入で不燃ごみが導入前の約3分の2に減少していることから、破砕処理施設を94トンから70.5トンとするため。ペットボトルなどは年々増加しており、資源化施設は、49トンから61.5トンへ増強される。
12月には募集要項を公表。特定事業者との契約は2010年9月を予定、施工も同月から始まる。破砕処理施設、資源化施設の竣工は13年3月、全施設の竣工は同年12月を予定している。
出典:タウンニュース