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ゴミ11トン不法投棄容疑で5人逮捕

2009/11/27

ニュース

 長岡署と県警生活保安課は26日、汚泥や食品ゴミを会社敷地内に埋めて捨てたとして、廃棄物処理会社「東日本肥料」(長岡市、石井八郎社長)の常務取締役関川林三容疑者(75)(新発田市豊町)ら同社の社員と元社員計5人を廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで逮捕した。

 ほかに逮捕されたのは、新発田市宮古木、工場長高松和男(58)と長岡市吉崎、品質管理室長難波忠則(63)、同市下樫出、副工場長田代克幸(44)、胎内市鍬江、元従業員近浩幸(48)の4容疑者。

 発表によると、5人は昨年5月中旬、長岡市比礼の同社敷地内で、肥料の原料として精米業者や菓子メーカーから受け取った米汚泥やチョコレートなどの食品ゴミ計約11トンを、掘った穴(縦約3メートル、横約3メートル、深さ約2メートル)2か所に不法に埋めて捨てた疑い。

 田代、近両容疑者は容疑を認めているが、関川、高松、難波の3容疑者は「誰がやったのかわからない」などと容疑を否認しているという。

 同社は、廃棄物を原料に肥料を製造する中間処理業者で、業者から1トンあたりの処分費用として、米汚泥で2万円、食品ゴミで1万6000円を受け取っていた。同署などは受け入れた廃棄物の在庫が過剰となり、会社ぐるみで不法投棄をしたとみて調べている。

 県警は10月31日から2日間、同社のほか関川容疑者が取締役を兼任する親会社の建設会社「石井組」(新発田市)など関係先の家宅捜索を行っていた。石井社長は家族を通じ、「捜査中なのでコメントできない」としている。

 ■悪臭、苦情相次ぐ

 東日本肥料は、2005年に現在地に進出して以降、工場内で製造する有機肥料の悪臭を巡り、近隣住民から苦情が相次ぎ、県などから再三改善を求められていた。米汚泥を肥料にする際に悪臭が出ていたとみられる。

 同社は操業時に長岡市と協定を締結。臭気の基準を定めて測定値を市に報告することにしていたが、稼働後、近くの住民や飲食店などから、悪臭に関する苦情が今年8月までに94件寄せられていた。

出典:読売新聞

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