産廃処分場 反対住民、県庁で抗議/鹿児島
2009/11/19
ニュース
県が薩摩川内市川永野町に計画している産業廃棄物最終処分場の建設に反対する地元の住民団体が18日、県庁を訪れ、伊藤祐一郎知事からの直接説明を求めて知事室入り口付近で座り込むなど抗議活動を繰り広げた。
詰め掛けたのは、建設予定地の周辺住民でつくる「冠嶽水系の自然と未来の子ども達を守る会」のメンバー約50人。一行は記者会見などで、県が予定地近隣の4自治会を地元説明の対象としている点について「隣接地区に住み、田畑が対象地区にある人もいる。
地区外の人も、予定地のある冠嶽の水を水源にしている」などと問題視。「4地区以外の住民にも直接説明の場を設けるべきだ」と述べた。
同じく建設反対の「冠嶽を守る会」事務局長の仁賀善友・鎮国寺執事も出席。「霊場として知られる冠嶽に産廃処分場はふさわしくない」などと訴えた。2団体は県が10日に発表した基本計画案が正式に基本計画になった段階で、計画差し止めなどを求めて県を提訴する方針という。
県によると、説明対象地区は県の指導要綱や内規にある500メートル~1キロを踏まえて決めたという。
出典:asahi.com