不法投棄:許可外産廃埋め立て容疑、坂出の処理業者ら逮捕--坂出署など /香川
2009/11/09
ニュース
許可外の産業廃棄物を不法に埋め立てたとして、県警生活環境課と坂出署は5日、坂出市川津町の産廃処理業者「新光開発」社長、岡崎耕二(45)=高松市上之町2=と滋賀県大津市富士見台、廃棄物収集運搬業「カネムラ産業」社長、金村賢智(57)の両容疑者を、廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで逮捕した。
県警は自宅や関係先7カ所を捜索した。
容疑は、07年8月4日から同9月29日ごろ、新光開発の最終処分場に、許可外の木くずや紙くずが混入した産廃計約222トンを、カネムラ産業のトレーラーなどで東京の中間処理業者から8回にわたって運び込み、埋め立てたとしている。2人は容疑を認めているという。
県によると、木くずなどは本来、環境汚染の防止措置をとった「管理型」の最終処分場に埋めなければならないが、新光開発は県からその許可を得ていなかった。
新光開発を巡っては、県が08年2月、県外から持ち込んだ産廃の量を虚偽報告したとして営業停止処分にし、県警にも告発。県警は08年4月に強制捜査を始めた。さらに、県は同年11月から、許可外の木くずなどを埋め立てたとして、施設の使用停止と許可外の産廃の撤去を求める命令を出した。
出典:毎日新聞社