岐阜に透明容器の再生拠点
2009/11/09
ニュース
食品容器製造のエフピコ(福山市)は5日、回収した透明容器を、容器の原料としてリサイクルするプラントを岐阜県輪之内町に設ける計画を明らかにした。同社初のポリエチレンテレフタレート(PET)素材の容器向けで、来年7月に設け10月稼働を目指す。2011年度には再生原料を使った透明容器を商品化する。
回収したPET素材の容器を粉砕、洗浄、加熱し、純度の高いペレットに加工する。処理能力は年7300トン。建設予定地は2万6400平方メートル。11年春までに、同町内にある中部工場で稼働している発泡容器のリサイクル設備と透明容器の仕分けラインも移す。総事業費は約17億円。
同社は福山市など全国5カ所で、透明容器を素材別に仕分けする九つのラインを稼働している。現在の回収量は月約50トンで、来秋には月約300トンまで増える見通し。その約半分をPET素材が占めている。
出典:中国新聞