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栗東の産廃処分場跡地問題:県、聴取内容初公開 不正の経緯明らかに /滋賀

2009/11/04

ニュース

 栗東市のRDエンジニアリング社の産業廃棄物処分場跡地の問題で、県はRD社の関係者に調査した内容を報告書にまとめ、3日までに、対策工法を巡り対立している周辺6自治会に示した。

 県が聴取内容を公開するのは初めて。自治会側は「投棄された有害物の場所や量が裏付けられた」として、近く対策工法の方針を示す。

 県は06、07年、120人を超える関係者に廃棄物の処分実態を書面で照会。さらに、具体的な回答を得た役員や現場責任者、埋め立て担当の従業員らに聞き取り調査した。これに08年9月の刑事告発で県警が聴取した内容を加え、計6ページの報告書にまとめた。

 証言では、処分場で見つかった大量のドラム缶について、91年後半から焼却炉を24時間稼働しても焼却しきれなくなった▽92年から1年弱で、焼却灰やコールタールなどを入れたドラム缶を800~1000本埋めた▽夜見張りを立てて埋めた--など、不正処分に至る経緯が明らかになった。さらに、「医療実験に使った動物の死体を埋めた」「クリーニング店の廃溶剤や工場汚泥を埋めた」など、廃棄物の内容も特定している。

 対策工法を巡っては、周辺7自治会中6自治会が県案に反対し事態が混迷化。国の財政支援が受けられる産業廃棄物特別措置法の申請期限が12年度末に迫り、合意は急務となっている。県最終処分場特別対策室の上田正博室長は「納得できる住民案を作り上げてもらうため、できる限り情報を提供したい」と話す。

 先月、報告書を受け取った6自治会は、代替案の基本方針を提示しようと協議を重ねており、自治会長の1人は「報告書で県と認識を共有できたことで一歩前進した。互いに歩み寄る出発点にしたい」と話している。

出典:毎日新聞社

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