南郷ファーム:日南の養豚業者、ふん尿不法投棄 保健所から行政指導 /宮崎
2009/10/23
ニュース
日南市南郷町榎原で豚約7000頭を飼育する「南郷ファーム」(岩倉裕一社長)が、豚舎のふん尿を敷地横の山林に不法投棄し、近くを流れる小川に汚水が流れ込んだとして日南保健所から行政指導を受けていたことが22日までに分かった。
同保健所環境対策担当の寺山晃司主査によると、住人が小川に汚水が流れていると今月1日に通報。保健所などの立ち入り調査の結果、ふん尿投棄は4カ月前から3回、計約1500リットルに上った。
豚のふん尿を分別する「個液分離装置」につなぐ直径約10センチのパイプが詰まったため、岩倉社長所有の山林に投棄したという。同保健所は2日、文書で改善を指導した。
岩倉社長は「現在パイプの直径を大きくしたり浄化槽の能力アップなどの工事が進行中で、二度とこういうことがないようにしたい」などと話した。
同地域には養豚業者が6軒集中し、05年ごろから悪臭などを巡って住民側から改善を求める声が上がっていた。
出典:毎日新聞社