ごみ排出量9000トン減少 目標前倒しで達成 福井
2009/10/14
ニュース
福井県がまとめた平成20年度のごみの排出と処理状況によると、総量(補助金を伴う市民団体の集団回収を除く)は27万5千トンだった。県民1人1日当たりに換算すると926グラムとなり、県の目標(平成22年度に1人1日当たり940グラム)を前倒しで達成した。
総量は前年度より9000トン減少し、1人1日当たりの排出量は23グラム減った。
県循環社会推進課では、20年度で半透明の可燃物専用ごみ袋を全市町が導入済みとなったほか、ペットボトルを除くプラスチック容器の分別収集を始める自治体があり、分別収集への参加意識が向上したためではないかとしている。
一方、リサイクルに回ったごみ(集団回収を含む)は5万6千トン、リサイクル率は18・8%。前年度より2600トン減り、0・2ポイント下がった。リサイクル率の減少は2年連続。
同課は銅などの価格が高騰したため民間業者による回収量が増えたのではないかとみている。
焼却灰や不燃ごみの埋め立てなどの最終処分量は3万1千トンで1600トン減少し、1人1日当たりでは5グラム減少して103グラムだった。
出典:産経ニュース