使用済み携帯のリサイクル 回収数は前年比3割増
2009/09/08
ニュース
経済産業省は、6月3日から7月7日まで関係省庁、地方公共団体、通信事業者・携帯電話メーカーなどが参加する「モバイル・リサイクル・ネットワーク」(MRN)と連携して実施した「使用済携帯電話回収促進キャンペーン」の結果を公表した。
MRNによる6月の本体回収数は56万1000台で前年同月比30%の増加。電池は68万8000個(同29%増)、充電器・充電器台は49万8000個(同60%増)。
キャンペーン期間中に、横浜市と京都府では区役所などに回収ボックスを設置して回収実証実験を実施。横浜市は本体358台、電池335個、充電器・充電器台162個を、京都府は本体687台、電池680個、充電器・充電器台257個を回収した。
7月6日~10月31日には、関東地区(東京・神奈川・埼玉)でリサイクルショップ、ショッピングセンター、家電量販店など新たな回収拠点を設けて回収モデル事業を実施し、その効果を検証する。
携帯電話には、貴金属やレアメタルが高濃度で含有され、使用済みとなった携帯電話をリサイクルすることで、これらを資源として有効に活用でき、廃棄物の減量化や天然鉱石の採掘の抑制を図ることができる。
出典:ECO JAPAN