家庭に眠る都市鉱山掘り起こせ 江東区がレアメタルリサイクルモデル事業
2009/08/20
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東京都江東区は経産省と環境省が公募した「使用済み小型家電からのレアメタルリサイクルモデル事業」のモデル自治体に選ばれた。今秋から区役所や各出張所などの公共施設に回収ボックスを設置する。
対象となる小型家電製品は、携帯電話やデジタルカメラ、小型ゲーム機、電子辞書、DVDプレーヤーなど。金などの貴金属やリチウム、チタン、ニッケルなどの希少金属が使用されており、家庭に眠るこれらの資源を掘り起こせば貴重な“都市鉱山”になる。
同事業は単年度事業で、小型家電の回収、中間処理業者による選別・解体、精錬業者による希少金属の回収・分析などを通し、レアメタルリサイクルに向けたデータを収集する予定。
同区は公共施設のほかに区内の駅やコンビニ、スーパー、物販店、大学などにも回収ボックス設置の協力を求めていく方針。
同区清掃リサイクル課は「捨てれば無駄にごみになるものを掘り起こし、リサイクルにつなげれば循環型社会が構築できる。駅やコンビニに回収ボックスを置けば回収力がどうなるのかなど、さまざまなデータを収集したい」としている。
出典:産経ニュース