投棄ごみ1年で4トン 大竹
2009/08/20
ニュース
大竹市は、昨年7月に監視体制を強化したごみの不法投棄対策について、1年間の活動結果をまとめた。回収した投棄ごみは4・6トンに上り、悪質なケースは所有者を割り出して大竹署に通報している。市は不法投棄が多い場所にネットを設けるなど防止策も強める。
市は、環境整備課に専門監視員1人を配置し、昨年7月からパトロールを強化した。今年6月までの1年間で、ごみの回収実績は394件、4・6トンに上った。前年同期の20件、1・6トンを大きく上回った。処分費用は約300万円だった。
中でも、山あいの道路沿いの谷間で不法投棄が目立った。市は、約40カ所を重点個所としてパトロールを強化。ごみの種類別では、テレビや冷蔵庫などの家電、バッテリーやタイヤなど自動車部品が多かった。
市は、廃棄物の所有者を特定できた10件について、廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで大竹署へ通報。大竹署は、うち3件を同容疑で書類送検し、残る7件も口頭で厳重注意している。
出典:中国新聞