岐阜市、10年以上にわたり不法投棄され続けた産業廃棄物の撤去作業 費用は約100億円
2009/08/19
ニュース
岐阜市が、10年以上にわたり不法に投棄され続けた産業廃棄物の撤去に乗り出した。ダイオキシンの発生も危惧(きぐ)されており、撤去にかかる費用は、およそ100億円となっている。
住民は、「燃えてます。だって煙出てますもん、しょっちゅう」、「長いことある産廃だから」などと話した。
10年以上にわたり、不法に投棄されて続けた産業廃棄物の山。ダイオキシンの発生が危惧(きぐ)され、撤去にかかる費用はおよそ100億円。
多額の税金が投入されることになり、市民の怒りが爆発している。
岐阜市を見下ろせる高台に現れた不法投棄の現場。もともとこの場所は、2つの山に挟まれた谷にあたる地形だった。しかし、産業廃棄物が谷を埋め尽くしてしまい、今や1つの山のように見える。
岐阜市によると、投棄された全体量は、およそ124万8,000立方メートル。
岐阜市が撮影した現場の空撮写真では、緑色だった山の中腹の部分が、年を追うごとに茶色い土で埋め立てられていくのがわかる。
さらに現在、内部が産廃によって燃えているといい、外から見ることはできないが、中の温度はおよそ500度以上になっているという。
出典:FNNニュース