台風9号:ゴミの山1000トン、搬出めど立たず--兵庫・佐用
2009/08/18
ニュース
台風9号の豪雨被害を受けた兵庫県佐用町で、被災家屋から出た家財道具などのごみの回収が急ピッチで進んでいる。集まったごみは、17日朝までで1000トンを超えた。
豪雨2日後の11日から、町は無料でごみ収集を始めた。クリーンセンター(最終処分場)と町民グラウンドを集積場とし、グラウンドの一部は仮設住宅用地と想定していたが、ごみの搬入量が急増したため仮設住宅の建設地を変更。
その後、集積場も計5カ所に増やした。他の自治体などから応援のごみ回収車やトラック100台近くが、連日フル回転している。
家屋の浸水被害が多数出た上月地区の町民グラウンドでは、泥にまみれた冷蔵庫やたんす、流木などが高さ約15メートルに山積みになっているが、さらに搬入が続いている。搬出時期のめどは立っていない。
出典:毎日新聞社