廃プラスチック:徳之島3町で油化装置事業 来春、装置稼働 /鹿児島
2009/08/17
ニュース
徳之島3町は、島のゴミ処理施設に廃プラスチックの油化装置を設置。生成した油を施設の燃料に使う島内循環型システムの実現を目指す。国の実証モデル事業に採択されており、来年3月、装置の稼働開始予定という。
油化装置は、レジ袋や弁当容器、カップ麺(めん)容器などを高温で溶かし、油をつくるシステム。1日に240キロのプラスチックを処理できるという。4トントラック1台分のプラスチックでドラム缶1本分の生成油に。これを蒸留することでガソリンや軽油、灯油、重油ができるという。
設置するゴミ処理施設は3町で構成する徳之島愛ランド広域連合が運営。1年間で扱う廃プラスチックは約130トンという。
また、3町は装置設置に合わせ、ゴミ分別に、新たに廃プラスチックを加え、住民への周知を図る。大久幸助天城町長は「住民参加型のリサイクルシステムを実現したい」と話した。
出典:毎日新聞社