中国電力の6事業所でPCB焼却
2009/08/11
ニュース
中国電力は10日、広島、山口、島根、岡山4県の計6事業所で、毒性のあるポリ塩化ビフェニール(PCB)を含む絶縁油が付着した工事用具などを法令通りに保管せず、焼却処分していたと発表した。
同社は「廃棄物の管理が不十分だった。ご迷惑をおかけし、深くおわびする」と謝罪した。
今年3月、岡山電力所(岡山市)、周南電力所(山口県周南市)の2事業所でPCB廃棄物の焼却処分が分かり、同社が社内調査を進めていた。今回分かったのは、平成16年3月~20年11月に実施した8件の工事や試験などで使った作業用手袋や袋、廃油など。
PCB濃度は0・8~8・4ppmで、最も高かった下関発電所(山口県下関市)は基準値(0・5ppm以下)の約17倍だった。中国電は「人の健康や生活環境への影響はほとんどない」と説明している。
出典:産経ニュース