室蘭市内で地デジ化控えテレビの不法投棄目立つ
2009/06/30
ニュース
室蘭市は平成20年度不法投棄調査をまとめた。それによると、124件(前年度比20件減)の不法投棄が見つかり、市が公費で処分した。総額は51万円。このうち、リサイクルが必要な廃家電では圧倒的にテレビが多かった。23年7月の地上波デジタル化を前に警戒を強めている。
廃家電の内訳はテレビが65台(同2台増)、冷蔵庫13台(同3台減)、洗濯機12台(同4台増)、エアコン0(同1台減)。
市が収集していない品目の内訳は、廃タイヤ519本(同259本増)、廃バッテリー52個(38個)、消火器15本(同ゼロ)、LPガスボンベ11本(同4本増)の状況。
不法投棄が目立つ地域は、測量山~増市地区間、地球岬~イタンキ浜間の観光道路や、八丁平周辺、室蘭岳山ろくなど。回収処分経費は例年50万円前後で推移しており、税金が使われている。
地デジ化や家電リサイクル法改正で対象品目に液晶テレビやプラズマテレビが追加された影響により、今後は不法投棄が拡大する懸念もある。市リサイクル清掃課は「悪質事例については道や室蘭署へ通報し対応する」と話している。
出典:室蘭民報