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アクトリー、焼却炉の廃熱使う発電装置 産廃処理向け

2009/06/23

ニュース

 産業廃棄物向け焼却炉メーカーのアクトリー(石川県白山市、水越裕治社長)は産業廃棄物の焼却で発生する廃熱を利用する発電装置を開発し、販売を始めた。

 蒸気の力でタービンを回し発電するタイプで、産廃処理場の電力を賄うことができる。設備費用がより安く、安全性も高い「次世代型」の発電装置も産学官連携で商品化する。焼却炉の周辺機器の品ぞろえを拡充し、競争が激化する産廃処理業向け市場で生き残りを図る。

 発売した発電装置は、まず焼却炉で廃棄プラスチックなど産業廃棄物を燃やした際に発生するセ氏900~1000度の廃熱をボイラーに取り込み、蒸気を起こす。その蒸気の圧力でタービンを回し、発電する仕組み。廃熱がボイラーに入る前にススを取り払う機能を付けたり、ボイラーの出入り口の温度を制御して腐食を防止したりと安全性にも配慮した。

出典:NIKKEI NET

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