日産自、自動車リサイクル法に基づき2008年度再資源化等実績を公表
2009/06/03
環境省
日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は1日、2005年1月1日に施行された自動車リサイクル法※1に基づき、2008年度(2008年4月~2009年3月)に実施した ASR※2(自動車シュレッダーダスト)、エアバッグ類、フロン類の特定3物品の再資源化等の実績を公表した。
同社は2008年度、ASRを132,977.7トン (633,949 台)引き取り、101,959.2トンの再資源化を実施した。その結果、ASR再資源化率は76.7%となり、2015年度の法定基準である70%を昨年度に引き続き達成した。この実績は、リサイクル実効率95.7%※3に相当する。
エアバッグ類は856,857個(365,020台)を引き取り、回収処理または車上作動※4により再資源化を実施した。エアバッグ類再資源化率は94.6%となり、法定基準85%を上回った。またフロン類は168,117.9 kg(539,731台)を引き取り、適正な処理を行った。
なお、特定3物品の再資源化等に要した費用総額は61億5,803万5,133円、リサイクル料金を収受し、リサイクル等の実施時まで管理運用を担う資金管理法人から払い渡しを受けた預託金総額は62億219万2,794円となり、全体収支は4,415万7,661円のプラスとなった。これにより、2004 年度-2008年度の累計収支は1億2,132万8,888円のプラスとなった。これは1台あたり48.4円に相当する。今後も中長期で全体収支のバランスが取れるよう取り組んでいく。
同社は、今後も法規目標である使用済自動車の再資源化等を推進するとともに、中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム2010」で掲げた究極のゴールである「再資源化率100%:廃車の材料を原料として、100%再利用する」という目標に向けた取り組みを更に進めていく。