アミタ、セメント原燃料供給を全国に拡大-産廃受け入れ強化
2009/05/21
ニュース
アミタはセメント業界を中心にリサイクル原燃料を供給している茨城循環資源製造所(茨城県筑西市)の供給地域を、従来の関東地域から全国に拡大する。産廃排出元のニーズに対応するために、供給先を拡大することで原料の産業廃棄物の受け入れ量を増やす。
6月から関西より西にある2社に供給を始める予定で、全国の臨海部にある工場に拡大する方針。これに合わせて今夏に同製造所に破砕機を導入し、これまで扱えなかった大型廃棄物の処理も始める。
茨城循環資源製造所は廃油、汚泥、燃えがらなどの廃棄物から自社開発の液体燃料「スラミックス」やセメント工場向けの固体原燃料を製造しており、最大処理能力は1日当たり810トン。供給を全国に拡大するのは固体のセメント向け原燃料で、船舶と鉄道で国内の臨海部にある工場に輸送する。
出典:日刊工業新聞