三井造船、バイオエタノール生産設備「小型」に参入
2009/05/15
ニュース
三井造船は食品廃棄物を原料にバイオエタノールを生産する小型プラント事業に参入する。処理能力を現在普及している設備の十分の一程度に抑え、食品工場やショッピングセンターに提案する。バイオエタノールは温暖化ガス削減につながる燃料として普及が見込まれている。食品廃棄物の有効なリサイクル手法として食品関連業界で需要が拡大すると判断した。
年間に約5000トンの原料から1000キロリットル程度のバイオエタノールを作るプラントを開発した。小型プラントは温度管理などが難しい。三井造船はこれまで大型プラントの開発で蓄積したノウハウを活用し、少量で多様な廃棄物でも効率処理できるシステムを構築した。
出典:NIKKEI NET