未来樹脂、家庭の廃プラを樹脂製品に再生する実験に着手
2009/05/14
ニュース
未来樹脂(東京都小平市、荻原岳彦社長、042・346・1131)は、家庭から出たペットボトルとトレー以外のプラスチックゴミを樹脂製品に再生する実験に着手する。容器包装リサイクル(容リ)法上の義務がない廃プラスチックが混ざったゴミをマテリアルリサイクルする試みになり、実施に向け経済産業省の資金支援と名古屋市の協力を取り付けた。マテリアルリサイクル率の向上は年間1000万トン以上の二酸化炭素(CO2)を削減する方策になるといわれ、実験を通じて商機を探る。
実験はまず名古屋市に容リ法対象のペットボトル、トレー以外の容器包装ゴミと、バケツやプランターなどプラスチック素材100%の「製品プラスチック」ゴミの混合回収を委託。市は約3000世帯を対象に、6月から2カ月間協力する。
未来樹脂は約20トンの混合ゴミからマテリアルリサイクルする上での原料となる再生ペレットを約10トン製造。
出典:日刊工業新聞