ごみ焼却炉工事巡る談合、2審もタクマに44億円賠償命令
2009/05/13
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東京都が発注したごみ焼却炉建設工事を巡る談合問題で、市民団体「東京・市民オンブズマン」のメンバーが、工事を受注した大手プラントメーカー「タクマ」(兵庫県)を相手に、談合による損害を都などに支払うよう求めた住民訴訟の控訴審判決が12日、東京高裁であり、宗宮英俊裁判長は1審・東京地裁判決と同様、約44億円の支払いを命じた。
タクマは1994年、江東区内の焼却炉建設工事を約881億円で受注。1審・東京地裁判決は、契約額の5%を談合による損害と認定した。
原告は三菱重工業など3社に賠償を求め提訴したが、タクマ以外の2社は控訴審で今年4月、計約75億円の解決金を都などに支払う内容で和解している。
出典:YOMIURI ONLINE