廃プラ 区内で中間処理 港区 自前施設、整備へ/東京
2009/04/24
環境省
二十三区で唯一、資源有効利用促進法で義務付けられた「プラマーク」以外のプラスチックごみ(廃プラ)も資源回収している港区は、廃プラを自前で中間処理しようと、本年度から中間処理施設の整備に乗り出す。
廃プラの資源回収で不燃ごみが大幅に減っった結果、不燃ごみの積み替え施設(港南三)に生まれた空きスペースに、古紙などの資源ごみを圧縮梱包(こんぽう)している資源化センター(港南五)の機能を移転。同センターの空きスペースで廃プラを選別し圧縮梱包する。
現在は大田、足立両区の民間業者の施設で中間処理しているが、作業効率が悪く、コストがかかっていた。本年度に計画を立て二〇一二年度からの稼働を目指す。中間処理業務は業者に委託する。総事業費は二億円余り。
昨年十月の廃プラの資源回収開始後、区内で回収されるプラスチックは一日約十トン。不燃ごみは前年同月と比べ八割減った。
出典:東京新聞