富士山麓への不法投棄昨年度18件 衛星で監視へ
2009/04/23
ニュース
県内の富士山麓(ろく)7市町や国、県、警察、民間など関係37機関・団体で不法投棄防止に向け協議する「富士山麓不法投棄防止ネットワーク推進会議」が21日、富士市役所で開かれた。昨年度の富士山麓の産業廃棄物投棄件数は18件で、前年度から6件減少したことが報告された。
関係機関から約30人が参加。本年度は引き続き年2回の一斉パトロールや街頭広報を実施するほか、空からの監視活動として新たに衛星写真を使う方向で準備を進めることなどを確認した。
県は昨年度の産業廃棄物投棄の18件のうち14件が6、12月の一斉パトロールによる発見だったとし、平成19年から始めた自動監視カメラシステムや、民間人に委託しての夜間監視の実施状況についても説明した。
県警は県内全体の昨年の廃棄物処理法違反の摘発状況を説明。富士市内で富士署が昨年9月に石こうボードを投棄した男3人を、今月には建設廃材などを投棄した男を逮捕したことも報告した。
出典:静岡新聞