無許可で産業廃棄物処理、元市議ら書類送検--富士吉田署 /山梨
2009/04/23
ニュース
無許可で産業廃棄物の処理を請け負ったとして、富士吉田署は20日、元富士吉田市議で不動産会社社長の男性(71)=同市=と、男性に廃棄物の処理を委託した精密機器会社の男性社長(58)=同市=の2人と、2人がそれぞれ経営する会社計2社を、廃棄物処理法違反容疑で甲府地検都留支部に書類送検した。2人とも容疑を認めている。
容疑は、元市議は08年3月上旬、産業廃棄物処理業の許可がないにもかかわらず、男性社長から依頼された、都留市の工場解体工事現場から出た廃プラスチックや金属くずなど計約7・4トンを富士吉田市内の工場跡地に運搬し、処分した疑い。また、男性社長は元市議が廃棄物処理業者でないと知りながら約200万円を支払い、処理を依頼した疑い。
廃棄物は工場跡地に放置され、08年7月、段ボールやガラス片などが入った麻袋が数十袋捨てられているとの通報が富士吉田市からあり、同署が捜査していた。
出典:毎日新聞