BDF推進、廃油を回収--スーパーと連携 /鳥取
2009/04/07
ニュース
廃棄される食用油を精製し、バイオディーゼル燃料(BDF)として使用する取り組みを進めている鳥取環境大は、鳥取市のスーパー、トスクと連携して廃油の回収に乗り出す。将来的にはこのBDFを使用した農業用機械で生産した農産物を店頭に並べ、「循環型社会」を実現したいという。
環境大はこれまで県内の飲食店や公民館から廃油を回収してきた。今年度はトスクと共同研究を進めるため覚書を先月30日、締結した。トスクの吉方店、吉成店、雲山店の3店舗に同日、20リットルのタンクが2基入った廃油の回収箱を2台づつ設置。買い物客に廃油の持参を促すため、持参者にトスクで買い物に使えるポイントを1ポイントつける。
回収の目標は3店舗で月700リットル。環境大は「環境に優しいBDFの取り組みを市民生活に定着させていきたい」としている。
出典:毎日新聞