タケエイ、最終処分場跡地、パークゴルフ場に。
2009/03/31
環境省
東証マザーズ上場の産業廃棄物処理業、タケエイは最終処分場跡地を利用してパークゴルフ運営・コンサルティング事業を始める。自社で手がけた千葉市の処分場の上に芝生を敷きパークゴルフ場に変える。九月に開業する。最終処分場を娯楽施設にすることで処分場のイメージを変える。複数の自治体から引き合いがあり、運営を助言するコンサルも手がける。
二年前に埋め立てを終えた大木戸最終処分場一期（千葉市）の約六万七千平方メートルを活用。タケエイが約一億七千万円を投じ、三十六ホールのパークゴルフ場に整備する。価格は一人千五百円程度に設定し、平日で五十―百人、週末は四百―五百人の利用客を見込む。
同事業は全額出資子会社のタケエイパークゴルフマネジメント（東京・世田谷）が担当し、パークゴルフジャパン（札幌市）に運営委託する。千葉以外の自前の処分場も地元の自治体などと協議し活用策を練る。
最終処分場は埋め立てが終わった後、そのまま放置され、付近住民から有効活用の要望が出ることがあるという。小規模のパークゴルフ場は初期投資を低く抑えられるといい、手掛けやすい利点がある。最終処分場の活用で悩む自治体向けのコンサルの需要も見込む。
出展：日経産業新聞
