建設汚泥:掘削残土に混入、撤去へ--大阪の建設会社 /京都
2009/03/09
ニュース
大阪市西区の建設会社「ナカノフドー建設大阪支社」が城陽市の山砂利採取跡地と精華町の民間造成地へ搬入した掘削残土に、産業廃棄物の建設汚泥(セメントミルク)が混入していた事実が分かり、同社が5日、残土全量を自主撤去する計画書を大阪、京都の両府に提出した。6~13日に京都市の中間処理施設へ搬出する予定。
京都府循環型社会推進課によると、残土は大阪府枚方市の工場新築現場の杭打設工事で発生。同社の委託運搬業者が1月27日~2月20日に計314立方メートルを搬入した。現場作業員に建設汚泥が産廃であるとの認識がなく、地元住民から通報を受けた大阪府の調査で混入が判明した。混入量は推定16立方メートルで、府は同社に対し先月末、廃棄物処理法違反の疑いがあるとして指導していた。
出展:毎日新聞