生駒市民、同意せず-ごみ処理場/奈良
2009/02/24
ニュース
大阪府の交野市と四條畷市が生駒市北部地区の隣接地に建設を予定している新ごみ処理施設(交野市私市)に関する生駒市民への説明会が19日夜、四條畷市上田原の市立グリーンホール田原で、地域住民ら約150人が参加して開かれた。清掃施設組合正副管理者の四條畷、交野両市長も出席したが、建設場所や生駒市民への説明がないがしろにされてきた対応などをめぐり住民側から厳しい意見が出て紛糾。施設自体の説明ができないまま流会の形となった。
住民側は「施設の影響は生駒市側の方が大きい。自分たちの利益になる施設なら、影響、負担も自分たちで負うべき」「環境に影響がないなら、施設は市役所のそばに作れ」「建設地決定前に生駒市民に説明をすべきだった」などと主張。両市長らは、建設予定地として複数の場所から最適地を選んだことや、現施設が耐用年数ぎりぎりの状態であることなどを説明して理解を求めたが、同意は得られなかった。
出典:奈良新聞