信濃町に計画の処分場「近くに断層、不適」
2009/02/18
ニュース
長野市の建設資材販売会社が、信濃町に建設を計画している産業廃棄物最終処分場について、町が実施した地質調査の報告書がまとまった。「近くに断層があり、適地ではない」と結論づけている。松木重博町長や、町から調査を依頼された川辺孝幸・山形大教授らが17日、県環境部の白井千尋部長に手渡した。
報告書によると、建設予定地の南2~3キロの地下に断層があり、1月25日にもマグニチュード2・9の地震が起きた。断層から20キロの範囲は地滑りが起きやすく、「地震動で大規模な崩壊を起こす危険性がある」とした。
予定地は、野尻湖や関川に近い野尻赤川地区。計画では最終処分場として約7万6千平方メートルを開発し、うち約1万5500平方メートルに産業廃棄物を埋め立てる。
出典:朝日新聞