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木質ペレット工場起工 廃材を発電燃料に/沖縄

2009/02/18

ニュース

 バイオマス再資源化センター(うるま市、前堂正志社長)は国内最大級で県内初となる木質ペレット製造工場をうるま市州崎に建設する。17日、中城湾港新港地区工業用地で起工式を行う。9月末完成の予定。県内にはこれまで同種の工場がなく、廃木材はほとんど産業廃棄物となっていた。再資源化で化石燃料への依存度を下げることになり、温室効果ガス削減に貢献しそうだ。

 木質ペレットは廃材を細かく砕いて圧縮した固形燃料。森林資源の有効活用や化石燃料に代わるバイオマス(生物資源)の一種として近年注目を浴びている。

 約6000平方メートルの敷地に立つ新工場は平屋建て2143平方メートル。総事業費約13億円のうち約5億円はバイオマスタウン構想を推進するうるま市の協力の下、農林水産省の2007年度地域バイオマス利活用交付金の補助を受けた。

 松くい虫で傷み伐採された木や、建築廃材などを原料とする。当初は年間生産量2万トン(8時間稼働の場合)とし、需要に応じ生産能力を拡大する。

 生産したペレットは沖縄電力が発電用に利用する計画で、具志川火力発電所が使用する石炭の約3%をペレットに置き換える予定。

 07年度末時点で国内には40以上の木質ペレット工場があり、生産量は約3万3500トン。

出典:琉球新報

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