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　いわき市内郷綴町での産廃最終処分場の計画を同市が不許可とした問題で、環境省が事業者側の再審査請求を認め、市の不許可を認めた県の裁決を取り消したことが分かった。県や市が３日、明らかにした。県は今後、市の不許可処分について改めて裁決する。

　「山一商事」（本社・同市）が県の裁決（０７年５月）を不服とし、環境省に請求していた。県や市によると、県裁決は工事中の騒音と、処理水の下水道への接続見込みがないことを理由としたが、環境省は「工事中の騒音は適正に配慮すべき事項の対象外」などと判断した。一方で同省は、施設使用の条件として処理水の下水道への接続を挙げた。

　公共下水道管理者でもある市は「接続は認められないと考えている」とした。同日会見した櫛田一男市長も「一貫して安全・安心の姿勢で向かい、適宜対応していきたい」と改めて許可しない方針を示した。

出典：毎日新聞

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