JR東京貨物駅にごみ埋める 不法投棄の業者を逮捕
2009/02/03
ニュース
日本最大規模のJRの貨物駅「東京貨物ターミナル駅」(東京都品川区八潮)の駐車場に産業廃棄物を不法投棄したとして、警視庁生活環境課などは2日、廃棄物処理法違反(受託、不法投棄)の疑いで、産廃収集業「美祢(みね)企業」(品川区南大井)代表、山本千代人容疑者(70)=大田区大森北=と社員2人を逮捕した。また、同法違反(委託)の疑いで、同社に処分を依頼した建設業「津軽興業」(大田区南六郷)代表、津軽隆容疑者(53)=同=を逮捕した。
調べでは、山本容疑者らは昨年6月5日から21日までの間、津軽興業から住宅の廃材などの産廃約133立方メートルの処分を130万円で請け負い、美祢企業が借りていた同駅の駐車場に約38立方メートルを捨てた疑い。
美祢企業は東京都の産廃収集運搬許可は持っていたが、処分許可は得ていなかった。津軽容疑者は、同社が処分許可を得ていないことを知りながら、通常の5分の1の価格で処分を頼んでいたという。
山本容疑者らはごみを埋めた駐車場の上に鉄板を置き、不法投棄を隠していた。同課は山本容疑者らが昨年3月ごろから約450立方メートルの産廃を不法投棄したとみて、余罪を調べている。
出典:産経新聞