汚泥の不法投棄容疑、部長ら逮捕 福島の産廃業者 /福島
2009/01/31
ニュース
福島署は28日、汚泥を不法投棄しようとしたとして、福島市森合の産廃処理業「富岡興業」(富岡理行社長)の▽業務部長、富岡武士(38)=福島市腰浜町▽社員、遠藤忠浩(46)=川俣町秋山=の両容疑者を廃棄物処理法違反(不法投棄未遂)の疑いで逮捕した。
容疑は昨年12月2日午後2時ごろ、同市曽根田町の同社給油所の下水道に汚泥約3トンを投棄しようとしたが、監視中の県職員に見つかり、未遂に終わったとしている。
同署によると、同社はガソリンスタンドや自動車整備工場などから、1件数万円で汚泥の処理を請け負っていた。今回の汚泥は、福島市内の給油所など6カ所からタンクローリーで収集していた。
回収を担当した遠藤容疑者は「部長(富岡容疑者)から指示を受け、汚水の処理費を浮かせるためにやった」と容疑を認めているが、富岡容疑者は「汚泥を捨てたのではなく、吸い上げていたと聞いている」と容疑を否認しているという。
同署などは昨年12月、同社事業所など7カ所を捜索していた。他に不法投棄がないか追及する方針。
出典:毎日新聞