ペットボトル、リサイクル費“復活”、品薄解消で3年ぶりに
2009/01/27
環境省
日本容器包装リサイクル協会は使用済みペットボトルのリサイクル費用が三年ぶりに“復活”したと発表した。景気悪化でペットボトルの在庫が急増し、品薄感が解消したため。市町村が集めたペットボトルのリサイクル費用はメーカーや流通業者が負担し、協会を通じて再処理事業に渡る仕組み。昨年までの空前の品薄でこの構図が崩れ、業者が逆にお金を払ってペットボトルを買う事態になっていた。
協会から業者に処理費用を払う本来の状態に戻ったのは、業者を選考する今年度二度目の入札。昨年末から今年初めにかけて入札を実施した。
協会が業者に払う処理費は全国平均で一トンあたり千百四十三円になった。素材価格が高騰していた直近の入札では、業者が協会に支払う価格は一トン当たり四万五千円強まで上昇していた。
出典:日経産業新聞