家庭ごみ:一宮で大幅減 指定袋制導入し分別を細分化、リサイクルも進む /愛知
2009/01/27
環境省
◇「市民の意識が高まった」
08年4月に家庭ごみの指定袋制度を導入した一宮市で、ごみの総量が大幅に減ったことが分かった。また分別を細分化してプラスチック容器などを資源ごみとして収集するようにしたためリサイクルも進んだ。市環境部は「市民の意識が高まり大きな効果があった。さらに制度の徹底を図る」と話している。
08年4~12月の実績を07年同期と重量で比べると、焼却処理する可燃ごみは8万3043トンから7万6190トンとなり、8・3%減少した。不燃ごみはプラスチック容器などが資源ごみになった影響もあって、1万3457トンから5418トンへ59・7%も減った。
逆に、資源ごみは「プラスチック製容器包装」「空き缶・金属類」「ペットボトル」の3種類の分別収集となり、1万9626トンから2万1906トンへ11・6%増えた。
制度導入前は破砕処理していた「プラ容器」が資源化されたことなどで、同市光明寺の最終処分場への埋め立て量は4割以上減少。市は、5年後には満杯になる見込みだった同処分場の延命にもつながるとして「指定ごみ袋効果」を歓迎している。
出典:毎日新聞