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産廃施設反対で集会 米原 地元住民ら組織

2009/01/27

ニュース

 滋賀県米原市の伊吹、山東地区の区長や市議らは23日夜、「住友大阪セメント伊吹工場跡地産廃持込反対運動同盟会」の発足総会を同市春照の春照自然休養村管理センターで開いた。近くにある工場跡地(25ヘクタール)で、廃棄物を焼却し、灰を用いて人工ゼオライトを製造する計画に、両地区上げて反対することを確認した。

 同工場は2003年3月に休止。敷地を取得したマルア興産(長浜市)などは07年4月、人工ゼオライト製造工場などの跡地活用計画を地元に説明した。市、市議会、周辺自治会は廃棄物の持ち込みを拒否、昨年9月、工場建設に反対する請願が市議会で採択された。周辺自治会などは反対を訴える看板を設置して反対署名運動を展開、昨年12月には同盟会の前身となる発起人会が結成され、同盟会には区長ら73人が参加した。

 発足総会には45人が出席、伊吹地区の有権者のほぼ全員が建設反対署名をしたことなどが報告された。会長の多賀榮之・前伊吹町長は「住民の命の問題と1人1人が受け止め、心を一つにして取り組まないといけない」と団結を呼びかけた。今後山東地区でも署名を集める。

 同盟会関係者によると、マルア興産は県に工場跡地を焼却施設にするための許認可申請について事前相談を行っているという。

※人工ゼオライト 火力発電所などで出る灰を加工して作る多孔質の結晶。土壌改良材、消臭材、水に溶けた重金属の吸着などに使われる。

出典:京都新聞

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