廃棄物処理法違反:横芝光町に畳を大量廃棄容疑 農事組合の代表を送検 /千葉
2009/01/15
ニュース
産業廃棄物の収集・運搬の許可を得ず、廃棄された畳を回収し倉庫に放置したとして、県警環境犯罪課などは14日、茨城県つくば市千現1、農事組合法人「百姓倶楽部」代表理事、藤井岩夫容疑者(62)を廃棄物処理法違反(不適正処理)容疑で逮捕、送検したと発表した。
容疑は、08年5~8月に9回、首都圏に拠点を持つ住宅解体業3社から廃畳1697枚の収集を請け負い、横芝光町内に借りた倉庫まで無許可で運んだ疑い。
同課によると、藤井容疑者は07年9月以降、「肥料としてリサイクルする」と解体業者に持ち掛け、1枚につき700~840円で回収し、県内3カ所の倉庫に少なくとも4万枚以上の畳を放置。「生活費が欲しかった」と容疑を認めているという。
百姓倶楽部は02年7月以降、茨城県内で同じ手口で10万枚以上の畳を放置し、行政指導を受けていた。茨城県から「千葉でもやっている」と情報提供があり、千葉県警が捜査していた。運び役ら3人と、収集を委託した住宅解体業3社の社長の計6人も同容疑で書類送検した。
出典:毎日新聞