日本最大級の産業廃棄物処理業者・リサイクル業者検索サイトです。

0120-33-8508

受付時間:10:00~18:00 (土日祝日除く)

エコノハサーチ

スマホ版メニュー

売却地の産廃処理に6300万円/不法投棄か 売り主の横須賀市が負担

2009/01/13

ニュース

 横須賀市が民間事業者に売却した安浦地区の埋め立て地に大量の産業廃棄物が埋設されていたことが九日までに分かった。不法投棄されたものとみられるが、投棄した人物も特定できないため、市は売り主の責任として廃棄物の処理費用約六千三百万円を負担することになった。

 産業廃棄物が見つかったのは日の出町三丁目のS区(広さ約一ヘクタール)と呼ばれる場所。かつては三方が護岸に囲まれた入り江で、同市が一九九二年度までに約六メートルの深さで埋め立てた。

 住宅展示場などに利用された後、二〇〇七年十月に複数の民間事業者が共同でマンションの建設予定地として約三十五億五千万円で購入した。昨年四月に業者が地盤の試し掘りをしたところ、大量の産業廃棄物を確認。深さ二~三メートルから上の部分でフェンスや木材、自転車、コンクリートのガラ、家庭ごみなどが埋まっていた。

 廃棄物が埋まっていたのはS区の中でもかつての護岸に近い場所。周辺は道路が走っており、比較的浅い部分だった。市港湾部は埋め立てを終えるころに何者かが不法投棄したとみている。

 市は、処理する責任は市側にあるとして、昨年九月に市議会で可決された市臨海土地造成事業会計補正予算に約六千五百万円を計上して処理費用を全額負担することに。事業者は昨年九月から廃棄物の処理を行ってほとんど終了しているが、処理量は十トンダンプ車五十台前後に相当する三百六十立方メートルに及ぶ。最終的な処理費用は約六千三百万円だったという。

 市港湾部によると、港湾区域の埋め立て地で市が負担して不法投棄物を処理した事例はなかったという。市の担当者は「当時は海中に投棄されたため、見つけられなかったのではないか」と釈明している。

出典:毎日新聞


「産業廃棄物 処理業者検索サイト【エコノハ】新着ニュース」

一覧へ戻る