米軍水兵の銃弾不法投棄:米兵を書類送検--長崎県警
2008/12/22
ニュース
長崎県佐世保市の米海軍佐世保基地所属の水兵による銃弾不法投棄問題で、県警は19日、同基地所属の2等兵曹(31)と1等兵曹(34)の男2人を火薬類取締法違反と器物損壊の疑いで、長崎地検佐世保支部に同日付で書類送検した、と発表した。
調べでは、2人は共謀して10月27日午前2時半ごろ、佐世保市平瀬町の同基地前の路上で、基地所有の車内に実弾約3300発を不法に所持し、同3~4時ごろの間、同市赤崎町の同基地赤崎貯油所弾薬庫付近など佐世保港内計3カ所の制限水域の海中に実弾を捨て、米軍が利用できないようにした疑い。
日米地位協定では、米軍人が日本国内で公務外で起こした事件の場合、日本側に1次裁判権があると規定。米軍側は既に、水兵2人が公務中だったとする証明書を地検側に提出し、軍法会議などで処分する意向を示している。
出典:毎日新聞