日吉大社境内から産廃 国史跡 違法整備の駐車場
2008/12/18
ニュース
国指定史跡の日吉大社(大津市坂本5丁目)の境内に、コンクリート片などの産業廃棄物が不法投棄されていたことが18日までに分かった。
日吉大社などによると、投棄現場は、参道脇の一角で2003年に整備された駐車場(約500平方メートル)内。観光客増加に対応するため、当時の同神社関係者が土砂約480立方メートルを運搬して整備したが、文化財保護法に基づく国の許可を受けていないとして、大津市教委などから指導を受けた。今月12日、原状回復工事を行ったところ、土中からコンクリート片や鉄筋などが見つかったという。
日吉大社の井口健禰宜(ねぎ)は「適正に廃棄物を取り除き、駐車場整備前の状態に戻したい」としている。
出典:京都新聞