許可外の埋め立て、「新光開発」を行政処分--県 /香川
2008/12/01
ニュース
◇撤去と処分場使用禁止
坂出市川津町の産廃処理業者「新光開発」(岡崎耕二社長)による県外産廃の持ち込み問題に絡み、県は28日、許可外の産廃の埋め立て処分をしたとして、廃棄物処理法に基づき、許可外産廃の撤去と最終処分場の90日間使用停止を命じた。同社が処分を受けるのは、今年2月に続いて2度目となる。
県によると、同社は環境汚染の防止措置をとった「管理型」の最終処分場に埋めなければならない木くずや紙くずを、同市府中町にある「安定型」の最終処分場に埋めた。昨年6~9月に大型トレーラー25台で県外から運ばれてきた廃プラスチックなどの産廃に混入していたと見ている。
同法違反の疑いで同社を捜査している県警が先月、最終処分場を掘り起こしたところ、許可外の木くずなどが出てきた。県も立ち会っており、「偶然混ざったと言える量ではない」と判断して、処分に踏み切った。
同社は今年2月にも、県の調査に対して虚偽の報告をしたとして、30日間の事業停止命令を受けた。同4月には県警の捜索を受けている。
出典:毎日新聞