偽装リサイクル110番:15日に電話相談
2008/11/11
環境省
市民団体「廃棄物処分場問題全国ネットワーク」(事務局・東京都)は15日、「偽装リサイクル」など産業廃棄物不法投棄問題の電話相談に応じる「偽装リサイクル110番」を開く。午前10時~午後4時、東京(03・3683・0224)と愛知(0567・25・4875)で受ける。
偽装リサイクルは、産業廃棄物を「リサイクル商品」と強弁する行為。廃棄物処理法は産廃の適切な処理を義務づけるが、この規定は「商品」には及ばない。この抜け穴を利用し、製鉄の過程で生じる副産物の「鉄鋼スラグ」が「路盤材」などと称して各地に野積みされ、環境汚染を起こして問題になっている。
業者が「商品だ」と言い張る限り、行政は不法投棄と認定することが難しく、対応が遅れる。ネットワーク共同代表の吉川三津子・愛西市議(愛知県)は「商品と言いつつ野積みされた産廃や、行政が対応しない場合は相談してほしい」と話している。
出典:毎日新聞