美祢の産廃場建設:操業禁止を決定--広島高裁 /山口
2008/09/23
ニュース
美祢市豊田前町の産業廃棄物処分場を巡り、住民団体が操業の禁止などを求めて山口地裁下関支部に仮処分申請をしていた問題で、広島高裁(加藤誠裁判長)は19日、住民の訴えを却下した同支部の命令を一部取り消し、処分場の使用、操業を禁止する仮処分の決定をした。
決定書は「地域住民が飲料水として使用している井戸水に有害物質が混入する危険性がある」と指摘、「防止のためには処分場の使用、操業を停止するほか適切な方法がない」としている。
仮処分申請をしたのは処分場の下流域にあたる下関市豊田町の住民ら。「有害物質の流出の可能性は低い」とした地裁下関支部の決定を不服として同高裁に抗告していた。
出典:毎日新聞