<不法投棄>産廃から硫化水素発生 3容疑者逮捕 静岡
2008/09/11
ニュース
富士山ろくに大量の産業廃棄物を無許可で捨てていたとして、静岡県警生活環境課などは10日、同県富士宮市山宮、建材業、山田治久容疑者(58)ら3人を廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで逮捕した。投棄場所では、廃棄物が土中の菌などに反応して硫化水素が発生していた。
調べでは、山田容疑者らは5月29日、同県富士市大渕の富士山ろくの土採取跡地に石こうボードやパルプ繊維などの産業廃棄物約110立方メートルを県に無許可で投棄した疑い。
7月上旬に現場検証した捜査員が、現場付近で硫化水素が発生しているのを確認した。付近は車が通行できる道路はあるが住宅はなく、健康被害は確認されていない。石こうボードは一定の条件で土中の菌などと反応すると硫化水素が発生する。現在も産廃はそのまま放置されている。県警は余罪を追及する。
出典:毎日新聞